各関節症の痛み

関節痛で来院される方はとても多く、その痛みも様々です。
肘関節・指間節・肩関節・股関節・膝関節など人間が動く上で大切なことは骨と骨をつなぐ関節が滑らかである事です。
関節には滑膜と滑液からなる関節包というものがあり、この関節包の調整が大切です。
正座をしていたら、長時間同じ姿勢をしていたら、寒い朝に痛み出す起きるのに時間がかかる、自転車をこいでいたら股関節が痛み出した。
いろいろな関節の問題があります。又、リウマチの場合もありますのでうっかりできない症状です。


◆どうして関節は痛くなるのでしょう?


骨と骨の間にはやわらかいクッションのような関節胞というものがあります。関節胞とは関節を包む結合組織で線維性の膜と滑液の二層からなっています。
滑膜の内側には潤滑液となる滑液が動きをよくするように分泌されています。人間の体は正しい姿勢と、バランスの良い動きを継続することを条件として設計されているようなものです。
例えばO脚のように骨が曲がって関節でつながっているような状態ですと、同じ所ばかりがこすれることにより、クッションのような関節胞が正常を保てなくなり、神経に触り痛みが生じてしまいます。
いかにこれを正常に戻すかが大切です。当院の場合は「推拿」と呼ばれる手技で関節胞の調整・矯正を行います。
歩き方を見てもなるほどと思うこともあります。痛みが取れたら再発予防のために姿勢・歩き方の指導も行います。 


◆足首の変形性関節症の症例


長い時間座っていた後足が痛くて歩くのが大変。
階段も特に下りる時が痛くてできない。立っていられないあちこちで注射や湿布、痛み止めの薬。マッサージ等いろいろ試したが良くならず娘さんがネットで調べ来院されました。


関節胞の矯正とともに足首に正しい軸を作り足首の周りの筋肉を調整。
前脛骨筋やふくらはぎの筋肉を鍛えるトレーニングを、合わせて指導することによりスムーズに歩けるようになりました。