100歳 現役写真家の展示会

2014/12/09

笹本恒子100歳展

~日本発の女性報道写真家が歩んだ時代~

12月25日(木)まで

10:00~18:00

調布駅文化会館たずくり1階展示場
(新宿から京王線特急で15分調布駅3分)

無料です。

100歳の現役女性カメラマン。笹本恒子さん。

ちょっとどころかかなりの驚きですよね。

笹本恒子さんは1914年9月1日生まれ
もともと新聞のカットや絵を描いていたそうですが
1940年に写真協会に入り報道写真家となり、激動の
昭和時代をカメラを通してみてきた女性の展覧会が
今調布市平和記念事業の一環として開かれています。

その時代に起きた出来事や事件、昭和を生きた著名人達の
写真が並びます。

11月23日にはご本人のスライド&トークが開かれました。
残念ながら私はいけませんでしたが・・・

展示場で笹本さんの短いビデオを見ることが出来ます。
とても100歳と思えぬお姿と、お話の仕方
スピードには本当に驚かされます。

多くの人に昭和という時代を知ってほしい。

好奇心を持ちなんでも貪欲に見て聞いて感じて
おいしいものを食べましょう!

洋食のほうがお好きだとか。

彼女に憧れ慕うのファンは多く、調布以外の方も
遠方から訪れているようです。

場所は調布市民ならなじみの「たずくり」
調布初めての方にはちょっとわかりにくいようです。、

調布駅南口バスロータリー右側にあるケンタッキー、と
三菱UFJ銀行の間の道を右に入っていくと右手にアフラック
左の建物が「たずくり」ここの1階で開かれています。

必見です。

写真展に寄せて

今回展示する作品は、私が報道家となった

1940年から今日までのものです。

1940年といえば、日中戦争の激しいときでした。

私は戦地には行きませんでしたが、来日される

外国人や国内の軍需工場で働く男女学生らを

撮影いたしました。

当時、国内では日独伊三国同盟凍結を祝う

婦人祝賀外なども開かれ、この年、国内では

紀元2600年という盛大な式典もありました。

翌年12月、日本軍はハワイ米軍基地を爆撃し

第二次世界大戦に参戦することになって

しまいました。「ゾウとネズミの戦い」

との一部での懸念が無視された戦争は、

幾多の儀税者を出し、ついに米軍の

空襲により日本国土は、まったくの焦土と

化したのです。

その日本国土を復活させたのは、現在「老人」

などと呼ばれている先輩たちであることを

認識していただきたいと思います。

戦中、戦後、私の小さなカメラのファインダーから

見た日本の歩みの一部分をご覧いただければ

幸いに存じます。

               笹本恒子